はじめに

こんにちは、やななです!
突然ですが、うちの娘、毎晩パンツ一丁で寝てます。
皆さんのお子さんには「感覚過敏」または「感覚鈍麻」って、ありますか?
わが家の4歳娘は、触覚過敏や温度への過敏・鈍麻があるようです。
冒頭でお伝えした通り、娘は春から冬の手前まで、パンツ一丁で眠ります。
まだ5月だというのに、肌寒い夜でも扇風機を掛けて、布団を跳ねのけて眠る娘。
かたや、がっつり布団をかぶって眠っている母。
娘を見ていて寒そうと思い、風邪をひかないか毎日心配になります。
今回は、そんなわが子のお話を交えながら、感覚過敏の対処法について考えていきたいと思います。
発達障害グレーゾーンの娘に見られる感覚過敏エピソード

まずはじめに、うちの娘の「過敏・鈍麻エピソード」を紹介させてください。
とても暑がり、いつもパンツ一丁で眠る
体温調節がうまくできないようで「あちゅい」と服を脱いでしまいます。
着せても着せても、朝になったらパンツ一丁になっています。
もしかすると「服を着る」こと自体にも、触覚過敏があるのかもしれません。
シャワーが浴びられない
普通のシャワー、娘は浴びることができません。
「いたい!」と言って、叫ぶほどに嫌がります。
水圧や水滴が「針のように痛い」と感じているようです。
お風呂の床が異常に冷たく感じる
あんなに暑がりな娘ですが、お風呂の床だけは「冷たい!」と怒ります
息子にいたっては、床の触感が苦手なようで、お風呂椅子に立って体を洗います。
同じ感覚過敏でも、兄妹で違うのだなぁと改めて思います。
ふわふわのものをとても好む
感覚過敏の子は「好ましい刺激」を強く求める傾向もあるそうです。
ふわふわのぬいぐるみが大好きで、特に「母の冬用パジャマ」が大のお気に入り。
いつもいつも、パジャマを引きずって歩いています。
指しゃぶりが何しても治らない
娘は赤ちゃんの時から、指しゃぶりがやめられません。
「ゆびたこ」を読んでみせても、まずいマニキュアを塗ってみてもダメ。
「感覚刺激」が入ることを好む特性があるのかもしれません。
また「パジャマを握る+指を吸う」のがこだわりの一部として定着してしまったように思います。
偏食で、嫌いなものは吐き出す
大好きなおうどん、おにぎりですら、時々食べられないことがあります。
娘曰く「かたい所があった」とのこと、すごく嫌そうに吐き出してきます。
もしかすると、娘にとっては石を噛んでいるように感じるのかもしれません。
「感覚過敏」というもの
今まで紹介してきたエピソードは、すべて「感覚過敏」によるものでした。
「感覚過敏」と呼ばれるものには、以下のように多種多様にわたります。
- 聴覚過敏
- 視覚過敏
- 味覚過敏
- 嗅覚過敏
- 触覚過敏
- 動きやバランスに関する過敏
- 痛覚
- 体の感覚(お腹の空き具合)
- 気温・温度の感覚
リタリコHPより(https://junior.litalico.jp/column/article/016/)
娘は診断がつかないグレーゾーンの子どもですが、こういった特性が色濃く出ています。
娘の「過敏」に対してやったこと3つ

シャワーヘッドを交換した
娘が苦手なシャワー、ヘッドを交換することで克服できました。
ミストモードにすれば、娘もシャワーを浴びることができたのです!
娘も「これは気持ちいい~」とご満悦。買ってよかったなと思っています。
お風呂の床をシャワーで温める
最初はマットを敷くことで対応しようと思ったのですが、それでも「冷たい!」と怒られてしまいました。
当然と言えば当然なのですが、冷たければ温めればいい。
最近は、お風呂の床をシャワーでじっくり温めてから、娘に入ってもらうようにしています。
安心毛布である「私のパジャマ」をいつでも用意する
指しゃぶりとパジャマはいつもセット。
歯並びが心配なので、今すぐやめさせたい気持ちもあります。
だけど、娘も元来、不安の強い子ども。
心の安定のために、今は「パジャマ」をいつも用意してあげるようにしています。
「娘の苦手」に対して思うこと

娘の苦手な物については、克服させようとせず、大らかに見守っています。
感覚過敏は「努力で治る」ものではないからです。
実は母である私自身も、手袋が苦手です。
最初は大丈夫なのに、次第に、手がザワザワ気持ち悪い感じがしてくるのです。
「これを耐えるくらいなら、寒い方がマシだ!」と思ってしまいます。
すべてを理解してあげられるわけではないけれど、娘本人にとって、生活の様々なところで「気持ち悪さ」があるのだろうなと思います。
少しでも「気持ち悪さ」を取り除いてあげられるよう、一緒に考えてあげたいと思っています。
そうやってありのままの娘を受け入れてあげることが、心の安定につながると信じています。
おわりに
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
「うちの子も同じ!」という方も、いらっしゃったでしょうか?
感覚過敏・鈍麻は、その子によって千差万別です。
だけど目に見えない分、周りから理解されにくいものです。
「わがまま」「甘やかしすぎ」と誤解されてしまうことも少なくないと思います。
それでも本人たちは、生きづらい世界でも、必死で頑張って生きています。
私たちが「どうしたら過ごしやすくなるか?」を一緒に考えていくことは、その子を丸ごと受けとめてあげることだと思います。
少しでも生きづらい世界に、安心感を与えてあげられたら嬉しいです。
これからも娘と「生きやすさのヒント」を探しながら、一緒に生きていきたいです。

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