児童精神科に「再入院」と言われた日。不登校とシングルマザー、仕事の現実。

児童精神科-「再入院」と言われた日。不登校とシングルマザー、仕事の現実。 不登校・分離不安
児童精神科-「再入院」と言われた日。不登校とシングルマザー、仕事の現実。

児童精神科で、8歳の息子の再入院を提案されました。
不登校改善のための「試験登校」と、
その付き添い・送迎が必要な中で「仕事を探して」と言われた現実。
シングルマザーとしての葛藤を綴ります。

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はじめに

児童精神科に8か月間入院した小学2年生、8歳の息子。

退院からたったの1ヶ月で、再び不登校になってしまいました。

先日、児童精神科の受診があり、不登校になった現状を主治医に伝えました。

主治医の長い沈黙の後、発せられた「また入院しようか」のひと言。

その言葉を覚悟していた半面、ショックを受けた私がいました。


さらに追い打ちをかけるように、こう言われました。

「お母さん、次の入院中に仕事を探して、生活を立て直してね」


シングルマザーとして生きていく中で主軸となる「仕事」の存在。

正しいことを言われているのは、わかっています。


でも。

不登校の息子の試験登校に付き添いながら、

どうやって仕事を探せばいいのか。


シングルマザーとして生きていく上で避けられない「仕事」と、

目の前にある現実とのギャップに、戸惑っています。


答えのない現状を、気持ちの整理をしながら、綴っていきたいと思います。

同じように悩んでいる方に、少しでも届きますように。

最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

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児童精神科の診察で「再入院」を提案された理由

私は診察で、主治医にありのままを伝えました。


登校しぶりが退院時より、だんだん酷くなっていったことや、

朝になると「しんどい」と訴え、まったく学校に行けなくなったこと。

放課後等デイサービスにも行くことができず、家に引きこもっていること。

母子分離がひと時もできず、私が疲弊してきていること。


長い沈黙のあとで、主治医はこう言いました。

「また院内学級に通って、ちゃんと学校に行く習慣をつけようか」

「前よりもっと地元の小学校に、試験登校する期間をとるのはどうか」

「そして、確実に学校に通えるようになったら、退院で」


つまり、「再入院」という選択でした。


前回の児童精神科での入院は、8か月でした。

面会や洗濯物の入れ替え、外出泊の送迎、試験登校の付き添い。

入院中とはいえ、親の負担が軽くなるわけではありません。


特に大変だったのは、試験登校の送迎です。

週3〜4回、時間が学校指定のため、バラバラな日程の中、

病院⇔学校⇔自宅を行き来する日々。


「あの生活が、また始まるのか」

正直、そう思ってしまう自分がいました。


そして何より、突きつけられたのは、

「退院から、たった1ヶ月で再入院になった」という現実でした。

「自分の育児が間違っていた」と、証明されたような現実。


覚悟していたとはいえ、目の前が真っ暗になるような感覚に襲われました。

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不登校の子の試験登校中に仕事を探せるのか?シングルマザーの現実

医師の言葉は正しい。でも今の自分には重すぎる……

診察の中で「お母さん、ちゃんと仕事は探してる?」と聞かれました。


私は、3週間前の診察時に同様のことを言われ、すぐに母子の自立支援相談へ繋がりました。

そしてハローワークで仕事を紹介されて、見学の予約をしていたのです。

でも、息子が完全不登校になり、行けなくなってしまった。


そう伝えると、主治医はこう言いました。

「今回の入院の中で、仕事を見つけて、生活を立て直してね」と。


現状、夫とは別居していて、離婚調停中です。

婚姻費用だけでは足りず、貯金を切り崩す生活をしていて、余裕はすこしもありません。


でも。

前回の試験登校の日々を思うと、とても仕事と両立できる気がしませんでした。

現実と理想の狭間で、押しつぶされそうになりました。

シングルマザーにとっての「働くタイミング」の難しさ

「入院中なら、子どもの世話や送迎がないから、働けるでしょう」

そう簡単に主治医は考えているかもしれません。


でも、立ちはだかるのは、「試験登校」の壁です。


授業は、はじめ1~2時間だけ。

それも学校指定なので、午前中のどの時間になるかわかりません。

時間数や日程が決まるのも、月末ぎりぎりです。

学校と院内学級、そして本人の様子を見ながら、時間数が増減します。


また入院中は、放課後等デイサービスを利用することができません。

子どもの送迎は、完全にわたし1人で行わなければいけないのです。


そんな厳しい状況の中で、

どうやって条件を満たす職場を見つけられるのだろうと、不安しかありません。

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児童精神科「再入院」は息子にとって良い選択なのか?

息子自身、再入院は絶対に避けたいことだと思います。


診察中、妹と遊びながらも、主治医と私の会話に、耳をそばだてている姿がありました。

そして「絶対に入院はしないからね」と、先生に宣言していた息子。


母と離れることに不安の強い息子を、また入院環境に置くことに対して、罪悪感は拭えません。


それでも。

「再入院した方がいいのではないか」と思ってしまう自分もいます。

引きこもっている現状が、息子にとって本当に良いとは思えないからです。


朝になると「しんどい」と動けなくなり、一歩も外に出られない日すらある生活。

学校にも行けず、放課後等デイサービスにも行けず、世界がどんどん狭くなっていくような感覚。

このままでいいのか、と何度も自問していました。


児童精神科の入院は、生活リズムを整え、少しずつ「外の世界」とつながるための場所でもあります。


実際に、前回の入院では、院内学級に通う中で少しずつ笑顔が増えていきました。

「学校が楽しい」と、はじめて息子の口から聞くことができました。


だからこそ、余計に迷います。

「本人がこんなに嫌がっているのに、また入院させるのか?」

「今の状況を変えるために、必要な選択なのか?」


どちらが息子にとって良いのか、正直わかりません。

母として、何が正解なのかもわからないまま、

ただ、選ばなければいけない現実だけが目の前にあります。

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児童精神科の「医師の理想」と、「家庭の現実」の間で揺れる気持ち

今回の診察で提示された治療方針は、どれも納得できるものでした。


院内学級で生活リズムを整えること。

試験登校の期間をしっかり取ること。

そして、確実に通える状態になってから退院すること。


どれも「正しい」ことを言われていると思います。


でも同時に、強く感じてしまったのは、

「それは理想であって、今のわが家の現実とは違う」ということでした。


不登校の息子の試験登校は、前述のとおり、時間も日程もバラバラです。

1・2時間目だけの日もあれば、

午後から数時間だけの日もある。

そのたびに、付き添いと送迎が必要になります。


そんな不規則な生活の中で、

決まった時間に働くことは、現実的にできるのか。


さらに、「入院中に仕事を探して」という言葉。

確かに、シングルマザーとして生活していく以上、仕事は避けて通れないものです。

それも、頭ではちゃんとわかっています。


でも。

入院の対応、試験登校の付き添い、娘の育児、自身のうつ。

日々の生活を回すだけで精一杯の中で、新しく仕事を探す余裕が、今の自分にあるのか。


「正しいことを言われているのに、できない」

その苦しさに、押しつぶされそうになります。


医師は、息子の回復や、わが家の生活が成り立つことを、第一に考えてくれている。

私は、息子のことも、生活のことも、どちらも守らなければいけない。


どちらも間違っていないからこそ、このズレが、どうしようもなく苦しくて。


誰が悪いわけでもないのです。

でも確実に、医療の中で描かれる「理想」と、

家庭で背負っている「現実」には、距離があると感じました。


その間で、どう折り合いをつけていくのか。

まだ、答えは見つかっていません。

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おわりに|正解がないからこそ、すぐに決められない

児童精神科で「再入院」という選択肢を提示されてから、ずっと考え続けています。


息子にとって何が一番いいのか。

このまま家で過ごすことなのか。

それとももう一度、入院という環境に戻ることなのか。


そして同時に、シングルマザーとして生活を支えるための「仕事」のこと。

どちらも大切で、どちらも簡単には切り離せない問題です。


「誰か正解を教えて」と、何度も思いました。

でもきっと、この問題にはっきりとした答えはありません。

その時々の状況の中で、私と子ども達が、納得できる選択をしていくしかないのでしょう。


正直、まだ答えは出せていません。


ただひとつ言えるのは、「息子のことも、生活のことも、どちらも諦めたくない」ということです。


迷いながらでも、立ち止まりながらでもいい。

少しずつ前に進んでいけたらと思っています。


同じように、医療の方針と家庭の現実の間で悩んでいる方へ。

もしよければ、皆さんはどう向き合っていますか?

コメントやXで教えていただけると嬉しいです


ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。


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