夫と別居、プレシングルマザーになった私が手に入れたひとり親の「自由」と「しんどさ」3選

ひとり親ライフ

「ひとり親=大変」なのは間違いない、でも、それだけじゃない

夫と完全に別居をはじめて、1ヶ月が経ちました。

離婚前、完全別居のプレシングルマザーとして過ごしてみて、どうだったかというと。

とにかく沢山の人に「ひとり親の状況になったこと」を心配されました。
驚く人もいれば、同情してくれる人、助けようとしてくれる人。
それぞれが「ひとり親になって大変でしょう?」という言葉を掛けてくれます。

たしかに、大変だったこともありました。
別居して間もない頃、子どもが熱を出し、見事にわたしも発熱。
頼れる人もいない中、フラフラで看病するという事態に見舞われました。
間違いなく、あの時はしんどかったです。

それでも、別居したことで「自由になれた」と感じている私がいます。

今日は、ひとり親の駆け出しである私が感じた、シングルマザーの「しんどさ」と「自由」について書いていきたいと思います。

ひとり親になって「自由になった」と感じたことベスト3

1.家の空気がとにかく軽くなった

別居前、夫はとにかく情緒が不安定でした。
急に不機嫌になっては、物に当たったり、家族に当たったりすることもしばしば。
家にいる間、わたしも子ども達も見えない緊張感がありました。

今、子どもたちが以前よりのびのび過ごせるようになりました。
私自身も、家の中で深呼吸できるようになった実感があります。
そんなプレッシャーから解放されたのは、最大のメリットだったと思います。

2.育児方針を自分ひとりで決めることができる

別居前は、子どもへの接し方について、常に夫と意見が衝突していました。
子どもの発達や接し方、不登校のことに関して「甘やかすな」「そんなの意味がない」と真っ向から否定されることが多く、いつもモヤモヤしていました。

今は、子どものその日の様子を見ながら、私の判断で柔軟に対応できるようになりました。
迷いながらでも「自分で考えて、自分で決められる」ことで、ストレスが減りました。

3.夫の世話・家事がなくなって精神的にラクになった

たかが大人ひとり分の家事、されど、大人ひとり分の家事。
ワイシャツを分けて洗濯したり、夫用にご飯を用意したり、地味にいろんな手間がありました。
今はその負担がなくなり、精神的にぐっとラクになりました。

ひとりになってようやく「自分の人生を生きている」という実感が持てるようになったと感じています。

ひとり親になって「しんどい」と感じたことベスト3

1.すべての責任がわたしの両肩にのしかかる

家庭を運営する大人が2人から1人減るということの負担は、大なり小なりあります。
当然、子どもと四六時中べったりになり、体調が悪くても休むことは許されません。
自由に感じる面もあるけれど、重要な決断も、自分ひとりでしなければならない。

「ちゃんとした母親でいなければ」というプレッシャーは想像以上に重いです。
時には自分を追い詰めてしまうこともあるでしょう。

2.経済的な不安

私の場合は、働きたい気持ちはあっても、子どもの分離不安や不登校、療育の送迎によって働くことが難しい現状があります。
収入面の不安が常につきまとい、その分、どうしても将来への不安も大きくなりがちです。

3.周囲の「かわいそう」という視線や、勝手なアドバイスに疲れる

色々な人から「息子の分離不安が強くなったのは、別居のせい」と言われる現状があります。
心配してもらえてありがたい、その通りかもしれないと思う気持ちの裏で。
どうしても心ない言葉に、疲れてしまいます。
私がどんな思いで別居・離婚を選択をしたのか。
すべての人に理解してもらえないことはわかっていても、孤独を感じる日もあります。

シングルマザーの「しんどい!」を少しでも軽くする方法3選

  • 「自分の小さな“好き”を、毎日1つだけでも叶える」

シングルマザーは、育児・家事・仕事を一手に担わなければいけません。
どうしても「子ども優先・生活優先」になって、自分のことは後回しになりがち。

たとえ1日5分でもいいから「自分のお楽しみタイム」を意識的に入れることで「ひとり親のお母さん」から「ひとりの人間」に戻った実感を持てるようになりました。

私の場合はこんなことをしてます
・コンビニやスーパーで買ったスイーツをこっそり味わう!
・noteやブログに好きな文章を書く時間をとる!
・推しのライブやyoutubeの動画を見る!

寝かしつけしてそのままぐったりな日は、布団の中でスマホを握りしめて推し活しています。

  • “手を抜いてOKな家事リスト”を決めておく

子どもはいつも親の背中を見ていると言われます。
どうしても「ちゃんとしなきゃ」の気持ちから逃れられないもの。

あえて「ここは手を抜く」と自分で許可を出すポイントを決めておくと、ラクになります。

私の場合はこんなことしてます
 ・無理なときは、洗濯物をたたまない!山から取ってOK!
 ・疲れたら無理しない!冷凍食品・惣菜・レトルトで済ませる日を作る!
 ・部屋が汚くてもいい!とにかく疲労回復・睡眠優先!
  • “弱音を吐ける人”と“聞いてもらえる場”を持つ

ひとりになって本当の自由を手に入れた半面。
自分ですべて抱え込む苦しさは、何倍にも膨らんでしまうことも。

本音を話せる人がいたら、とにかく話すこと。
そんな人いない!話す時間もない!そんなあなたも大丈夫。
本音を書き出せる場所があると、1日の気持ちの整頓ができますよ。

例えば……
 ・X(旧Twitter)やnoteに気持ちを吐き出して「共感」してもらう
 ・今悩んでること、考えていること、とりあえずchatGPTに聞いてみる

まとめ ―― ひとり親になったからこそ、見える景色がある

「自由」も「しんどさ」も、ひとり親になった以上、人一倍抱えて生きることになります。

ひとりになってみて、正直に言うと、寂しく感じてしまう時もあります。
不安が押し寄せて、泣いてしまう夜もあります。
これを読んでくださっているあなたも、色々な思いを抱えながら生きていることでしょう。

それでも、毎日「お母さん」として、子どもを生かして頑張っている。
素直に「自由」も「しんどさ」も抱えて今日を生きるあなたは、とっても素敵です。
家事が滞ったっていい、疲れて笑顔になれない日があったっていい。
「生きているだけで花丸」だと、自分をねぎらう時間を作ってあげてくださいね。

これからも、明日が少しだけ楽になるヒントを、一緒に見つけていきましょう。
今日も1日、あなたらしく乗り越えられますように!

コメント

タイトルとURLをコピーしました