「母子登校って正直しんどい!」2週間で見えた子の変化と親の気持ち

不登校・分離不安
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はじめに

こんにちは、やななです。
今日は、母子登校を始めて2週間、息子の様子と、母の気持ちを綴っていきます。

この春から、不登校になってしまった息子。

「せめて朝の登校だけは」と頑張っていたけど、それも一旦お休みしていました。


「行きたくない」と怒る息子を引きずってまで、学校に行く意味あるの?

私がそう感じてしまいました。

正直、疲れ果ててしまったのです。


それから数週間が経った頃。


「やっぱり学校に来てみたらどうですか?」

先生方から背中を押されて、また母子登校を再開することに。

何より「ママが一緒なら行ってもいいよ」という、息子の言葉に背中を押されました。


2週間、ここまで付き添い登校を頑張ってきました。


付き添い登校、母子登校をされている、また検討しているあなたへ。

少しでも参考になればと思い、この記事を綴ります。

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なぜ「母子登校」という選択をしたのか

息子は、とにかく母子分離不安の強い子どもです。


学校に行けないのは「母と離れるのが怖い」という根底の不安があるから。

そこで、わたしと息子は「母子登校」という選択をしました。


本当は、ひとりで登校してくれたら嬉しい。

わたしの抑うつの病状に波があり、休む時間は多い方が助かります。


また、学校に居ても、母と子ふたりで放置されるのではないかとも思いました。


子のことを任せきりにされるなら、家に居た方が楽じゃないかと。

それが、私のいちばんの懸念点でした。


でも、息子が「お母さんがいるなら学校行けるかも」と言ってくれるなら。

息子の想いに応えない訳にはいかないと、一念発起しました。

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母子登校 1週目――疲れたけど、希望が持てた1週間

私の懸念は、杞憂に終わりました。

いろいろな先生が、入れ替わり立ち替わり、息子のそばに居てくれたのです。

また、息子が先生と遊びこんでいる時は「お母さん、隣の部屋へどうぞ」と休ませてくれました。


それでも、謎の疲労感が残りました。

息子も結局、1時間もすれば疲れた顔になって「帰る」と言っていました。

たったの1時間で、親子ともクタクタになっていたのです。


そんな中、少しずつ遊び込めるようになってきた息子。


週の終わりには、とっても嬉しいことがありました。

「お母さん、離れていいよ」

息子からそう言ってくれて、ひとりで家に帰ることができたのです。


以前のように、学校が「安心できる場所」になってくれたらと、ずっと思ってきました。

それが叶ったことで、私は本当に嬉しくてたまりませんでした。


帰宅してコーヒーを飲んでみたものの、ずっとソワソワしてしまいます。

「もしかして、私を探して泣いているかもしれない」

結局30分経ったかどうかで、急ぎ足で息子を迎えに行きました。


ところが。

息子は、先生と楽しそうに遊んで過ごしているではないですか。

私が戻ってもチラッと見ただけで、変わらず遊び込んでいます。


「こんな日が続くといいな」

そう願わずにはいられないほど、とても幸せな気持ちになった1日でした。

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母子登校 2週目:少しずつ見えてきた「変化」と「しんどさ」

翌週、月曜日。


週明けなので、どうなることかと思いながら学校へ向かうと……

なんとまた「お母さん、行っていいよ」と息子が言ってくれました!

このまま、調子よく行けるようになるかもと嬉しくなりました。


ところが、翌日から状況は一転。


校舎に入ろうと促すと怒りはじめ、バンバンと窓ガラスを叩きながら教室へ。

先生の顔を見るなり「帰る!」と踵を返してしまいました。


水曜日には、来た瞬間からイライラし続けて、とうとう先生に暴力が出てしまいました。


息子の中で、日々溜まっていた疲れや不安が、爆発してしまったのでしょう。

本当に毎日、よく頑張っていた。いや、頑張らせてしまっていた。


「もう無理だ」と判断して、その日はすぐに帰りました。

先生にも息子にも、心から申し訳なく思いました。

「息子に無理をさせてしまった」と、自分を責めずにはいられませんでした。


木曜日は、大事をとってお休みすることにしました。

息子も「今日は行かないよ」と自分から言っていたので、ホッとしました。

ホッとしてしまった自分に気づき、私自身、相当疲れが溜まっているのだと思いました。


翌日金曜日、息子は、なんと給食の前まで学校に居ることができました。

むしろ「帰らなくて大丈夫?疲れてない?」と何度も私が心配になるほど、元気いっぱい。

「お母さん、車で待ってていいよ」と言われたので、ひたすら車で待ちました。


時々、にやにや笑いながら車の方へ「休憩しにきた!」とやってくる息子。

ひさびさに学校で良い笑顔を見られて、ホッとした1日でした。

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母子登校2週間頑張ってみて、思ったこと

母子登校は、親にとって「修行の場」だと感じました。

また息子にとっても、そうだったかもしれません。

「家」という安全地帯から出て「社会」に出ていく、そんな感覚でした。


頑張りすぎて、調子を崩してしまう日もあった息子です。

「毎日行けること」をゴールにしてはいけないと、身に沁みて思いました。


母子登校は「付き添う」のではなく「寄り添う」ものでした

子の心や体の様子を見ながら、無理をさせないように、頑張れる所までサポートする。

それが、親にできることなのだと思います。


また、わが子のように「今日はもう帰る!」と言うような子どもの場合。

ただただ、大人が振り回されている状態にもなりがちでした。


子どもに寄り添うことは大切だけど、どうしても親だって人間、疲れてしまう時はあります。

そんな日は「わたしのために休む日」を作っていいと思いました。


親がいっぱいいっぱいだと、子どもにも気持ちは伝わってしまうもの。

無理しすぎず、その親子のペースで進むことが、何より大切だと感じました。

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おわりに

たった2週間の記録。

でも、親子で新たな一歩を踏み出した大事な過程だと思っています。

とても疲れたけれど、すこし前に進めた気がしました。


息子は、もうすぐ児童精神科に長期入院します。

親子でこうやって学校に行けるのも、あと少しです。

寂しく思いますが、親としてできることを、ひとつひとつ頑張っていきたいです。


現在、母子登校を頑張っていらっしゃる方、頑張ろうとしている方へ。

どうか無理しすぎず、あなたとお子さんのペースで。

一進一退しながら、すこしずつ前に進めること、祈っています。


今日も明日も、一緒に頑張っていきましょうね。


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