児童精神科退院後の生活はどうなる?退院1週間で感じた不安と希望【体験談】

不登校・分離不安
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はじめに

こんにちは、やななです。
今日は、8歳の息子が児童精神科を退院して1週間が経った現在の、退院後の生活のリアルと親の不安について綴ります。
児童精神科の退院後、「本当に学校に戻れるの?」「また不登校になるのでは?」「退院後の生活はうまくいく?」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

8歳の息子、半年以上の入院生活を経て、退院してきたのが1週間前。

▶︎児童精神科入院の始まりは、こちらの記事に詳しく書いています

たった7日ほどなのに、もう何か月も経ったような気もするし、まだ昨日のことのようにも感じます。

家に戻ってきた安心感と、「これからどうなるんだろう」という緊張感と。

「希望」と「しんどい」の間で、ずっと小さく揺れています。


今日はそんな狭間にいる親の気持ちと、息子の成長と困難について、振り返っていきたいと思います。

どうぞ最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

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児童精神科を退院して1週間、現在のリアルな日常

退院直後の息子の様子

退院日、息子は看護師さん達に元気よく「ありがとう!」と挨拶をして、病棟を去りました。

試験登校が始まってから、月の半分以上は、息子は自宅で生活していたので、

「退院=大きな変化」ではないように、わたしは捉えていました。


でも、車へ向かう息子の嬉しそうなこと。

「今日から、ずっと家に居られるんだ」と胸を弾ませているようでした。


さあ、退院して始まるのは、朝から登校して、放課後等デイサービスに行く生活。

待ち受けていた現実に、息子も私も、さっそく心が折れてしまいました。

登校渋りと、放課後等デイサービスへの拒否感、暗雲立ち込める日々

退院前日、私は、息子がお世話になっていた放課後等デイサービスへ挨拶へ行きました。

そこで息子が沢山成長していることを一生懸命伝えて、

「これからもよろしくお願いします」と頭を下げてきたのです。


ところが、いざ学校&デイが始まると。

「学校もデイも、時間が長すぎるんだよ!」

「勉強は頭を使うから嫌だ、疲れる!」

「給食も食べられないものばっかりで辛い!」

「デイも、お友達がいるからしんどい!」

息子の不満が爆発します。

試験登校の最初の頃は、「学校は楽しい、勉強も好き」と言っていた息子。

見る影もなく、学校やデイサービスへの拒否感を、毎日口にするようになりました。

毎朝の行き渋りはなくなることなく、退院後からずっと続いています。

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児童精神科退院後に感じる不安と親の本音

「また不登校になったら……」という退院後だからこその不安

院内学級は、楽しく毎日通うことができていた息子です。

入院前は、学校でもまったく勉強せず、遊んでばかりいたのに、

8ヶ月弱で、小学校2年生の内容まで取り返すことができました。

だから私は、「きっと小学校にも行ける」と、何となく希望をもっていたのです。

でも現実は、理想通りにはいかないものでした。

学校に行ってしまえば、最後まで頑張ることができるのです。

デイサービスも「楽しかった」と帰ってきます。

だけど、学校に着いて、母から離れることがとにかくできなくて。

登校しぶりの激しさに、この1週間、とても苦労してきました。

「私が折れたら、また不登校になってしまう」

変に気負ってしまって、息子にプレッシャーを与える言い方ばかりしてしまう毎日。

「また入院になるよ、主治医の先生に報告するよ」


もっと息子の気持ちを優しく受け止めてあげたいのに。

気持ちが焦って、空回るばかりです。


私が焦れば焦るほど、息子は校庭を逃げ回り、あげく先生に暴言を吐く始末。

なかなかうまくいかない日々です。

24時間体制の緊張感による親の疲労

息子が家に帰ってからも、私は気が抜けません。

私が少しでもイライラすれば、息子にも伝わってしまうからです。

暴言を吐いたり、物に当たったりするので、私はいつも冷静でいなくてはなりません。

また「息子が怒りそう」と思うことは、先回りしてできることは常に回収しています。

切り替えられなそうな場面では、前もって声掛けを何度もしておいたり、約束事を決めたり。

要求がエスカレートしがちな息子なので、全部そのまま飲まずに、交渉をする毎日。


また、息子が家に居ない間だって気を張っています。

いつ学校やデイから「お迎え要請」が来るかと、日々不安で、スマホはいつも傍らに。


そういった意味では24時間365日、緊張感をもって生活を送っています。

もちろん、とっても疲れます。

児童精神科退院後であることを配慮した発達障害児の育児は、さらなる緊張と隣り合わせです。

きょうだい児への配慮の難しさ

入院中は、娘はママを独り占めしていました。

でも退院後は、そうはいきません。


それを察した娘から「だっこ」要求が増えました。

20㎏を超えた娘を抱えながら、息子の終わりのない「ママママ」攻撃に耐える日々。

白目を剥きながら、何とか耐え忍んでいます。


これからは意識しないと、娘とふたりになれる時間が作れません。

各種面談、相談や受診などのスケジュールを縫って調整しないと……

私にとっても、娘にとっても、なかなかハードな毎日です。

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しんどい中でも見えた「希望」の光

退院後は、「暴力・他害」がなくなり、穏やかになった

入院前は、気に入らないことがあると、頻繁に殴りかかってきていた息子。

服の下に青あざを作ることも、何度もありました。

でも退院してから、息子は一度も暴力をしなくなりました。

「暴力はしてはいけない」ことを芯から理解しているのが、見ていてわかります。

物に当たるとしても、ぐっと我慢して耐えている様子が見えるのです。


また、娘に対しても、とても優しくなりました。

何より「譲ってあげること」ができるようになったのです。

入院前は、娘から何でも取り上げる、横入りする、それが当たり前だったのに。


担任の先生からも、「入院して、お友達との関係づくりが随分上手になった」と、聞いています。

「やわらかい表情と声になりましたね」と言われるようになりました。

医療機関や支援者との「つながり」というお守り

退院前、主治医が息子にこう話してくれました。

「しんどくなったら、いつでも戻ってきていいからね」

「夏休みとか、1週間だけ来ることもできるよ」

「第二のおじいちゃん、おばあちゃんの家だと思って、いつでもおいで」

その言葉をきいて、息子は嬉しそうに、大きくうなずきました。

主治医の優しさに、私も涙が出そうになりました。

実際はきっと、病棟の空きがなくて入れないということもあるでしょう。

それでも、安心して息子を預けることができる場所があること、そこに繋がれたこと。

これは、本当にかけがえのないものだと思っています。

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児童精神科退院後の生活を乗り越えるための3つの工夫

親自身のレスパイト(休息)を最優先に

息子が退院してきたことで、当然ながら、家事も育児も倍以上、大変になりました。

生活のリズムも変わり、お迎えや送りなど、タイムスケジュールも自然と密に。

だからこそ、意識して一人の時間を作るようにしています。

あえて「何もしない日」を作るのです。


「何もしない」ができない時は、気になっていた映画をぼーっと眺めたり。

頑張れる日は、大好きな銭湯まで出かけてみたり。

無理な日は、SNSで気持ちを吐き出してみたりして、のんびりします。


家事だって、手抜き万歳です。

「何もしない日」に頑張ったら、せっかくの1日意味がないということにして。

片付けないとイライラすることだけやって、後回しできることは、後回しにします。

自分をあえて「甘やかす日」を作ってあげています。

完璧を目指さず「スモールステップ」でよしとする

「また不登校になるかも」という恐れで、肩に力が入る日は、息子も反発します。


焦らないように、次の予定までしっかり時間を空けて、娘を先に送迎した今日。

渋って逃げる息子を遠目に、先生方と、息子が頑張っている話をにこやかに共有していたら、

「まあいいや、僕、行ってくるわ。いつもと違う感じするし。」

そう言って、息子は自分からランドセルを背負ったのです。


親が構えれば構えるほど、子も構えてしまうのだと、改めて感じた場面でした。


もちろん、私にも息子にも気分の波があるから、毎日上手くいく訳ではないでしょう。

でも、そうやって「息子のタイミング」を待ってあげたら、自分から学校に行けることが増えるかもしれません。

そもそも学校に来られただけで、とてもすごいことです。

そして何より、「生きてるだけで花丸」なのです。

親が完璧を目指さず、ゆったり構えていることが大切なのだと、しみじみ思いました。

使える支援(訪問看護・放デイなど)はフル活用する

退院後、無理をさせてはいけないと、登校日やデイの利用を減らそうと考えていました。


でも相談支援員さんが、こう言ってくださったのです。

「息子くんの場合は、最初からフルで利用するもありだと思う」

「最後は、お母さんが決めて良いんだよ」


もちろん、息子の疲労を考えたら、減らして利用させてあげるのが良いとは思いました。

でも、最初から登校時間やデイを減らすと、それが息子の中で「当たり前」になり、反発してくるでしょう。

なのでわが家の場合は、「入院前と同じ利用頻度でデイに行く、学校も毎日行く」ことを選択しました。


1週間とすこしが経った今、思っていたよりも息子は頑張ってくれています。

子どもは順応する能力がとても高いんだなと、改めて感じました。


もちろん、疲れた様子があれば休ませる必要はありますが、

親のレスパイトためにも、また子ども自身の成長のためにも、

放課後等デイサービスや訪問看護などの支援をフル活用していくのは、大切なことだと思います。

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おわりに|希望としんどさを行き来しながら、焦らず前へ

退院して、まだ1週間。

正直に言えば、毎日が綱渡りのようです。

「これで良いのかな」と自問自答しながら、息子の表情や期限を読み取る日々。


希望が見えたと思ったら、不安に引き戻される。

うまくいったと思ったら、次の日には振り出しに戻る。

振り子のように、いつまでも揺れ続けています。


児童精神科の退院後だからといって、決して一直線にすべてが上手くいくわけではないのでしょう。

でも、揺れながらでも、前に進んでいくことはできます。


暴力がなくなったこと。

娘に優しくなったこと。

自分から「行ってくる」と言えた朝があったこと。

しんどさの中にも、ちいさな希望があると、私は感じています。


完璧じゃなくていい。

揺れていてもいい。

立ち止まりながらでも、前に進んでいけたらそれでいい。


同じように、児童精神科退院後の生活に疲れ果てている親御さんがいたら、伝えたいです。

「今しんどいのは、あなたもお子さんも頑張っているから」だと。


今日もなんとか1日を終えられた。

生きているだけで花丸です。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

また次の記事で、お会いしましょう。


※本記事は個人の体験談です。退院後の対応は、必ず主治医や支援機関にご相談くださいね。

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