はじめに
今日、息子が児童精神科に入院しました。
医療保護入院という形で、本人には事前説明のないままの入院でした。
当然、息子はパニックになり大号泣。
わたしはというと、涙する暇もなく、膨大な説明、書類の数々に圧倒されました。
息子の「僕のことが嫌いなの?」という言葉に胸が痛みつつ、ひたすら書類記入。
真っ白になったまま、とりあえず沢山の荷物を看護師さんに預けて、いま家に居ます。
ひとりぼっちの部屋は、何か月ぶりでしょうか。
どうしていいかわからないまま、こうしてブログを書いています
病院での出来事

各関係者との、事前の打ち合わせ通り。
普通の診察という形で、診察室の前まで息子を連れていきました。
待合で「帰りにマック買ってよね!」という息子に、嘘をついて「いいよ」と言いました。
ただただ、胸がちくちく痛みました。
一生会えない訳じゃないとわかっていても、何度も何度も息子の頭をなでてしまいます。
やがて診察室に、主治医の先生と看護師さんふたりが、やってきました。
診察室に入るなり、先生が言います。
「息子くん、お母さんと離れる練習をするために、今日から入院してもらいます。」
その途端、息子はパニックになって泣き始めました。
「チャンスをちょうだい!もう暴力しないから!学校も行くから!」
わたしも思わず泣きそうになったけど、必死に涙をこらえました。
そのまま看護師さんに連れられて、病室へ向かいました。
ベッドとマットレス、トイレだけの、何もない部屋です。
「閉鎖病棟」の現実をまざまざと見せつけられた気持ちになりました。
病棟内の診察室で、息子とともに、あらためて今回の入院の話を聞きました。
先生は、息子にもわかる言葉で丁寧に説明してくださりました。
今回の入院は、医療保護入院であること。
自傷他害や、母への強い執着が治療対象になること。
先生の見立てでは、最低6ヶ月の入院が必要なこと。
そこからひたすら、涙する暇もなく、膨大な書類にサインを繰り返しました。
息子と離れる寂しさにひたる暇もありません。
あれよあれよと、荷物を手渡して、帰路につきました。
息子とは、診察室で会ったのを最後に、今日は離れることにしました。
面会は、先生の考えで「自由」となりました。
また数日後、洗濯物をもって、息子のもとへ行こうと思っています。
以下、誰かの参考になればと思い、流れを系列にしてまとめておきます。
- ①診察室にて、主治医より「入院の宣告」を受ける
- ②看護師とともに病室案内
- ③病棟診察室にて、主治医から入院の説明を受ける
- ④看護師さんに息子を引き渡す
- ⑤病棟外別室にて、看護師とともに書類記入し、情報収集を受ける
- ⑥総合受付にて、入院手続きを受ける
- ⑦病棟にて、荷物の受け渡し
息子の入院後、ひとりになって思うこと

この数か月、息子と24時間べったりくっついて生活していました。
今とにかく「何をしていいかわからない」自分がいます。
明日からも予定は、いっぱい詰め込まれているのですが、何もやる気になれません。
心にぽっかりと穴があいてしまった感じがします。
静かすぎる部屋に、ただただ呆然としています。
私は、子どもがいない時間、何をしていたんだろう。
正直わからなくなってしまっています。
これから、すこしずつ「自分の時間」を過ごしていけたらと思います。
おわりに
この記事を書き終えたら、一旦、昼寝でもしようかと、悩んでます。
家事はたくさん溜まっているけれど、今日は自分を休ませてあげたいです。
正直、ひとりになって、さびしい自分がいます。
自由になったはずなのに、電話が来るかもと落ち着かない自分もいます。
だけど今は一旦、すべて忘れて、自分を休ませてあげたいと思います。
ここまで息子に何も告げずに、関係者と連絡をひたすら取り合ってきました。
毎晩毎晩、こそこそと準備も頑張ってきました。
そんな自分に「お疲れさま」っていってあげたいです。
そして皆さんにも「お疲れさま」って寄り添ってもらいたい、そんな気持ちになっています。
乱筆乱文すみませんが、ひとまず「今の気持ち」をここに置かせてください。
息子が「母がいなくても大丈夫な自分」を見つけるまで。
私もまた「ひとりで大丈夫な自分」を取り戻していきたいです。
息子が治療を頑張る間、私もまた成長できるように頑張りたいです。
これからも、そっと見守っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
\自分に今一番いいたい言葉は「とにかく休め!」です/
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