発達障害児の送迎がつらい理由|自由時間があっても休めない“拘束時間の長い生活”

自由時間があっても休めない“拘束時間の長い生活” 発達育児
発達障害児の送迎がつらい理由 自由時間があっても休めない“拘束時間の長い生活”
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はじめに

こんにちは、やななです。
発達障害のある子どもを育てていると、避けられないのが頻繁な送迎です。
この記事では、発達障害児の送迎がなぜこれほど心身を消耗するのか、そして「自由時間があっても休めない理由」を、実体験をもとに整理していきます。

「ただ車やバスに乗せるだけなのに、どうしてこんなに疲れるんだろう?」
「たった10分、学校まで見送っただけで、どうしてこんなに動けなくなるんだろう?」

発達障害のあるお子さんを育てる中で、毎日の「送迎」を負担に感じている親御さんは少なくないと思います。周りからは「預けている間は自由でしょ?よかったね」と言われても、実際にはちっとも休まった気がしない……。

今回は、その「見えないしんどさ」の正体を、一緒に探っていけたらと思います。

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発達障害児の送迎がある朝は、すでに1日の仕事が始まっている

子どもの特性に合わせた準備

発達障害児の朝。
単なる着替えや、食事の準備では終わりません。

娘は不安がとても強く、起きた瞬間「保育園、休みたい!」からはじまります。
何とか起こしたとして、朝ごはんを食べることも、とてもとてもゆっくりです。

最近、食パンを「細かくちぎって食べること」に執着していて、ちまちまちぎるところから食事がスタート。いつも保育園には登園完了時間ギリギリになっての到着になってしまいます。

わが家は実践していないのですが、視覚支援のためのスケジュール確認をしているご家庭もありますよね。また、こだわりの強い服や食事の調整など、ひとつひとつの工程に注意力が必要なのです。

時間・機嫌・不安への対応

「いつもの道が通れない」「時間が少しずれた」だけでパニックになること、ありませんか?

息子の場合、家の中の階段を下りる順番、トイレに入る順番、玄関で靴を履く順番、いちいち「順番」へのこだわりを意識しないといけません。「そのこだわりに付き合うのは甘やかしでは?」と思われるかもしれませんが、時は登校前。できるだけ機嫌よく送り出したいという親心が先行します。

こんな風に、親は常に子どもの数歩先を読んで、不安を先回りして取り除く作業をしていきます。すこしでも機嫌を損ねないよう、癇癪を起こさないように細心の注意を払う毎日。これを「修行」と呼ばずして何なのかと思います。

👉 送迎が完了した時点で、親の体力・精神力はすでに50%、いや時には80%近く消耗しています。家を出る前から、すでに仕事を数時間こなしたような状態だと思っています。
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発達障害児の見送り後にどっと疲れるのは、気が抜けるから

眠る赤ちゃん

子どもを無事に送り出した後。
玄関で動けなくなったり、リビングでボーッとしたりすることはありませんか?

無事に乗せられた安堵と緊張の反動

「遅刻せずに済んだ」「パニックにならずに済んだ」という安堵は、朝からずっと張り詰めていた緊張の糸を、一気に切ってしまいます。身体の交感神経が優位な状態から、急激に変化するために、強烈な倦怠感に襲われる。これは人間にとって自然な現象なのです。

👉 「何もしたくなくなる」のは、決して怠けているからではありません。身体が強制的に休息モードに入ろうとしている、いわば「防衛本能」なのです。送迎という『極限の緊張』を終えた後の正常な反応です。あなたは、朝から本当によく頑張っています。
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自由時間があっても“自由じゃない”理由

一人になったはずの時間。でも、心はどこか落ち着きません。

  • 次の迎えまでのカウントダウン: 「あと3時間で戻ってくる」と常に時間を気にしている。
  • 電話が鳴るかもしれない不安: 「園や学校から呼び出しがあるかも」とスマホを手放せない。
  • 心が常に待機状態: 身体は家にあっても、意識は子どもの安全や放課後の段取りに向かっている。
  • 家事しないといけない焦燥感:主婦の自由時間=家事時間。気づけば常に何かしらと対峙。

💡 子どもが帰るまでは「心の拘束時間」

物理的にその場にいなくても、心が縛られている時間は、決して自由時間ではありません。もはや、オンコール待機の仕事と同じ。この状態、「心の拘束時間」としか言いようがありません。

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送迎がある生活は「拘束時間の長い仕事」だった

子どもを送り出した後の時間は、一般的には「休憩」に見えるかもしれません。
でも、現実は……

☕️休憩が休憩にならない!

📈成果が見えにくい!

🚫評価も報酬もない!

家事、療育の準備、受診、学校との連絡調整、各種面談、手続き関係……
あなたは「送迎」という長い拘束時間の合間に、これだけのタスクをこなしているのです。

子どもが家に居ない時間も、ずっとずっと、子どものために動いている。

なのに誰からも評価されず、お給料も出ない。
これでは心が疲弊してしまうのも当然ではないでしょうか。

👉 毎日、休んでいるはずなのに疲れが取れないという感覚に陥りやすくなります。
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しんどいと感じる自分を、責めなくていい

「みんなやっていることだから」
「もっと大変な人がいるから」

そうやって周りから心ない言葉を掛けられた方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

でも、どうか、自分の抱えているその「しんどさ」を否定しないでくださいね。

今日、お子さんを安全に見送ることができた。
そのこと自体が、とてつもなく偉大な仕事なのですから。

たとえその後、何もできずに一日が終わったとしても、あなたはすでに「今日の一大イベント」を乗り越えているのです。無理せずゆっくり休んだって、大丈夫。

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おわりに

同じ気持ちを抱えている人は、あなたひとりではありません。

送迎がある毎日、朝から気を張り詰めて、見送るだけで精一杯。
何もできないくらい疲れてしまう、そんな自分を責めていませんか?

今日は「何もできなかった日」ではありません。
朝の準備をして、子どもの気持ちを受けとめ、時間通りに送り出せた。
もうすでに「朝から一仕事を終えた日」なのです。

自分に「お疲れ様」を言ってあげてくださいね。
誰かに評価されなくたって、この生活を回しているあなた自身が、いちばんわかっているはずです。
「あなたが本当に頑張っている」ということ。

どうか今日一日、あなたが、すこしでもホッとする時間をもてますように。
心から祈っています。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!


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