はじめに

子どもの医療保護入院は、突然の説明・大量の書類・精神的な負担など、親にとっても非常に大変な経験です。この記事では、私の息子が児童精神科へ医療保護入院した当日の流れを、手続き・病室の様子・面会のルールについてまとめました。
今日、息子が児童精神科に入院しました。
医療保護入院という形で、本人には事前説明のないままの入院でした。
当然、息子はパニックになり大号泣。
わたしはというと、涙する暇もなく、膨大な説明、書類の数々に圧倒されました。
息子の「僕のことが嫌いなの?」という言葉に胸が痛みつつ、ひたすら書類記入。
真っ白になったまま、沢山の荷物を看護師さんに預けて、帰宅したあの日が忘れられません。
この記事では、同じように児童精神科に子どもを入院させる方へ向けて、
児童精神科に入院した息子の様子や、入院費のこと、面会のことなど、
我が家の場合どうだったか、まとめてゆきたいと思います。
病棟到着~医療保護入院までの流れ

各関係者との、事前の打ち合わせ通り。
普通の診察という形で、診察室の前まで息子を連れていきました。
待合で「帰りにマック買ってよね!」という息子に、嘘をついて「いいよ」と言いました。
ただただ、胸がちくちく痛みました。
一生会えない訳じゃないとわかっていても、何度も何度も息子の頭をなでてしまいます。
やがて診察室に、主治医の先生と看護師さんふたりが、やってきました。
診察室に入るなり、先生が言います。
「息子くん、お母さんと離れる練習をするために、今日から入院してもらいます。」
その途端、息子はパニックになって泣き始めました。
「チャンスをちょうだい!もう暴力しないから!学校も行くから!」
わたしも思わず泣きそうになったけど、必死に涙をこらえました。
そのまま看護師さんに連れられて、病室へ向かいました。
ベッドとマットレス、トイレだけの、何もない部屋です。
「閉鎖病棟」の現実をまざまざと見せつけられた気持ちになりました。
病棟内の診察室で、息子とともに、あらためて今回の入院の話を聞きました。
先生は、息子にもわかる言葉で丁寧に説明してくださりました。
今回の入院は、医療保護入院であること。
自傷他害や、母への強い執着が治療対象になること。
先生の見立てでは、最低6ヶ月の入院が必要なこと。
そこからひたすら、涙する暇もなく、膨大な書類にサインを繰り返しました。
息子と離れる寂しさにひたる暇もありません。
あれよあれよと、荷物を手渡して、帰路につきました。
息子とは、診察室で会ったのを最後に、今日は離れることにしました。
面会は、先生の考えで「自由」となりました。
また数日後、洗濯物をもって、息子のもとへ行こうと思っています。
以下、誰かの参考になればと思い、流れを系列にしてまとめておきます。
- ①診察室にて、主治医より「入院の宣告」を受ける
- ②看護師とともに病室案内
- ③病棟診察室にて、主治医から入院の説明を受ける
- ④看護師さんに息子を引き渡す
- ⑤病棟外別室にて、看護師とともに書類記入し、情報収集を受ける
- ⑥総合受付にて、入院手続きを受ける
- ⑦病棟にて、荷物の受け渡し
面会のルールについて

閉鎖病棟への入院とあって、
「いつから面会できるのだろう?」と不安でいっぱいでした。
ところが主治医の先生が、本人の泣き叫ぶ様子を見て、こう言ってくださりました。
「母親と完全に引き離すことは、この子にとって不利益になる」
「病棟内であれば、お母さんのみ、いつでも面会自由にします」
この言葉に、思わず胸がじんわり温かくなりました。
息子とも話し合い、週2回を目安に面会に行くことに決めました。
面会の頻度は、病状や本人の安定度をみながら、主治医の判断で変わるようです。
ただし、息子の入院する病院では
未就学児(下の娘)の入棟は禁止されていたため、
娘を連れて面会へ行くことはできませんでした。
病院によって、
・面会の可否
・頻度
・入棟できる家族の範囲
は大きく異なるようなので、事前に確認しておくと安心だと思います。
入院費について

児童精神科の入院費は、
年齢・自治体・病院の規定・健康保険・子ども医療費助成の有無によって大きく変わります。
息子の場合も、事前に確認したのですが、
「実際の金額は、入院してみて初めて確定する」という説明でした。
次のような費用がかかると言われました。
■ 入院費としてかかる項目
- 入院基本料(病棟により金額が異なる)
- 食事療養費(1食510円でした)
- 洗濯代(衣類1ネット毎にお金がかかるということでした)
- 医師の診察料・薬代
- 個室代
■ 息子の場合
わたしの住む自治体では、
子ども(未就学〜高校生)は入院および通院の医療費の助成があります。
そのため、
自己負担は“食事代+洗濯代”が中心になる見込みとの説明でした。
わが家は、すこしでも節約しようと洗濯は自宅で行うことにしました。
そのため、毎月46,000~47,000円程度の入院費が掛かっています。
(長期入院の場合、この金額が毎月続くことになります)
■ 事前に確認しておくと安心なこと
病院に聞いておくと安心な項目をまとめておきます。
- 1ヶ月あたりのおおよその負担額
- 食事代の金額
- 必要な消耗品(おむつ・おしりふきなど)
- 洗濯は外注できるか、家族が持ち帰るのか
- 子ども医療証の適用範囲
特に、子ども医療費助成が使えるかどうかは大きなポイントで、
精神科の外来・入院に使える可能性があるので、病院か市役所に確認しておくのがおすすめです。
息子の入院後、ひとりになって思うこと

この数か月、わたしは、不登校だった息子と24時間べったりでした。
息子の入院後、「何をしていいかわからない」自分がいました。
心にぽっかりと穴があいてしまった感じがします。
静かすぎる部屋に、ただただ呆然としています。
私は、子どもがいない時間、何をしていたんだろう。
正直わからなくなってしまっています。
これから、すこしずつ「自分の時間」を過ごしていけたらと思います。
おわりに
正直、ひとりになって、さびしい自分がいます。
自由になったはずなのに、電話が来るかもと落ち着かない自分もいます。
だけど今は一旦、すべて忘れて、自分を休ませてあげたいと思います。
ここまで息子に何も告げずに、関係者と連絡をひたすら取り合ってきました。
毎晩毎晩、こそこそと準備も頑張ってきました。
そんな自分に「お疲れさま」っていってあげたいです。
そして皆さんにも「お疲れさま」って寄り添ってもらいたい、そんな気持ちになっています。
乱筆乱文すみませんが、ひとまず「今の気持ち」をここに置かせてください。
息子が「母がいなくても大丈夫な自分」を見つけるまで。
私もまた「ひとりで大丈夫な自分」を取り戻していきたいです。
息子が治療を頑張る間、私もまた成長できるように頑張りたいです。
これからも、そっと見守っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
\自分に今一番いいたい言葉は「とにかく休め!」です/



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