はじめに:毎朝の登校しぶりに心が折れそうなあなたへ
こんにちは、やななです。
私は現在、小学2年生のASD・ADHD・LDを持つ息子と、発達グレーの娘を育てています。
息子は特別支援級に通っていますが、1年生の頃からずっと“登校しぶり”に悩まされてきました。
現在の状況はというと……
- 学校の門は越えるけれど、校舎に入れない
- 「帰る!」と泣きながらママにしがみつく
- 先生や支援者が何人も対応してくれるけど進展しない
何とか学校まで連れて行っても、私と一緒に帰宅する毎日です。
最初は頑張って「少しでも長く学校に居られるように」と思っていました。
でも、一向に校舎に入らず渋り続ける息子。癇癪を起こして殴られる日も出てきました。
そのうちに、あれよあれよと見守りの先生が増えていきます。
申し訳なさと焦りで、変な汗がじわじわと出てきます。
こんな毎日に、何度「私が不登校になりそう」と思ったか分かりません。
この記事では、
- 同じように悩む方へ少しでも参考になるように
- 試してみて少しは効果があったこと
を、まとめていきたいと思います。
子どもの登校しぶり:背景にある3つの要因
1. 母子分離不安の強さ
息子はとにかく私と離れることが苦手。
家の中でも1分姿が見えないだけで不安になり「ママ―!」と叫びます。
これは決して「甘え」ではなく、発達の特性や不安障害の一種として捉えています。
2. 学校生活への苦手意識
学習障害から授業には興味が持てず、工作や自由時間中心で過ごしています。
聴覚や人の気配に対して過敏があり、集団の中にいるだけで消耗してしまうタイプです。
3. 家庭環境のストレス
夫は、息子の障害への理解がまったくありませんでした。
「普通にできないのがおかしい」と日々叱責されていたことが、息子の心に影響していたと感じます。
私が試して効果を感じた5つの対応策
① 子どもの気持ちを受け止める言葉かけ
「なんで行きたくないの?」と問い詰めるのではなく「行きたくないんだね」「おうちが安心するんだね」と共感する声かけに変えました。
結果、登校刺激で起きていた癇癪が、短時間で落ち着くようになりました。
② 自分自身への「花丸」習慣づくり
「送り出せなくても、家を出られたら100点満点!」
「学校で挨拶ができたら花丸!」
時間通りに家を出るだけで大仕事。あなたは十分頑張っています。
帰宅してから「ご褒美コーヒーを淹れる」ことを毎日続けています。
③ 保育所等訪問支援の活用
児童精神科の先生から勧められた「保育所等訪問支援」という制度を利用しています。
五月雨登校になった頃から、週1回・2~3時間、放課後等デイサービスの先生が学校まで来て、息子に直接支援したり、先生方に関わりのアドバイスをしてくださっています。
母子登校がつらくて、どうしてもできなかった私。
訪問支援のある時だけ、週1回、先生方の力を借りて登校できています。
④ 学校との情報共有と連携
スクールカウンセラーを通して、担任や支援に関わる先生方に、月1~2回ペースで家庭の状況を共有しています。結果、学校でも母や子どもの置かれている状況を理解した支援を受けられています。
⑤ 放課後等デイサービスの活用
放課後等デイサービスや、児童発達支援(妹が利用中)の先生に、いつも相談させてもらっています。
「人に会うのがつらい」という息子。施設の利用はできないけれど、元気があるときにテレビ電話で短時間だけ関わっていただいたり、時折、気分転換として母同伴で短時間利用させてもらっています。
どうしても閉鎖的になってしまう不登校児のいる家庭。
母子ともに頑張れるときに、社会とつながるきっかけを与えてもらっています。
最後に:あなたもお子さんも「生きてるだけで花丸」です!
今 「もう限界!」「私の対応が間違ってるかな」 と悩んでいるあなたへ。
毎朝、起きて、子どもの世話をして、必死に子どもと向き合って。
それは「普通のこと」と思われがちだけど、あなたは母親として、十分頑張っているのです。
私も、毎朝の登校渋りに限界を感じる毎日です。
渋る息子を優しく受けとめたいのに「もう母親辞めたい!」とイライラがおさまらない日も。
子どもに優しくできない日も、笑顔を向けられない時も、正直に言うと沢山あります。
「学校に行かせることが本当にこの子にとって正しいことなの?」と疑問に思う時もあります。
義父母や支援者から「学校は毎日行かないといけない」と言われて「じゃあ、あなたが連れて行ってよ!」と内心怒れたり、悔しくなったりする日もあるし、「毎朝の挨拶だけでも」と朝の登校を頑張るこの日々に、意味はあるのかと、泣きたくなる日もあります。
だけど、子育ても人生も正解なんて、ないんですよね。
「あなたが選んだ道が、あなたにとって、あなたの子どもにとっての正解」なんです。
学校に行けても、行けなくても。
親子ともに、今日を1日生きていたら、それだけで花丸なんです。
どうか自分をたくさん褒めてあげてくださいね。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!
「私はこんな状況だよ!」と、ぜひコメントやSNSで教えてくださいね。

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